2024 年 10 月 23 日から 25 日にかけて幕張メッセにて開催されたデジタルトランスフォーメーション(DX)の総合展示会「Japan DX Week」に、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンはブース出展しました。
ブースでは以下のものを展示し、来場者に体験していただけるようにしました。(以下、敬称略)
デジタルツインソフトウェア – デンソーウェーブ
デンソーウェーブの『デジタルツインソフトウェア』は、Unity Industry に『realvirtual.io』をアドオンし、デンソーロボット製品と接続することで、3D 仮想空間上でデンソーロボットや設備全体のシミュレーションを実現します。実機を使わずにレイアウト検証、設備シミュレーション、作業者トレーニングが可能となり、設備導入時の調整工数を削減。また、実機と接続して仮想空間で設備をモニターすることで設備稼働時のメンテナンス効率が向上します。
今回の展示では、実際のロボットアームや PLC 回路を含む制御盤を持ち込み、Unity 上のデジタル空間と実機が連携する様子を体験できました。
ROBO CROSS 関連アプリケーション – 川崎重工業
川崎重工業の ROBO CROSS は、様々なロボットや関連する制御機器を、ロボットに関するノウハウのない方でも安心してロボットを使えるように、ロボット導入の検討段階から実際の運用、さらには問題が起きた場合の解決まで実行できるプラットフォームです。
今回展示した関連アプリケーションに含まれる『ライブラリ管理ツール』は Unity エディター上で実装して動かすアプリケーションで、ロボットやエフェクター、POC コントローラーなどの 3D モデルとその動作を Unity エディターからクラウドサーバへアップロードできる仕組みを持っています。これにより、Unity エディター上で 3D モデルやその動作を確認したり、バージョン管理、承認ワークフローなどにより多くのロボット資産を効率よく一元管理できるようになっています。
クラウドサーバへアップロードされたデータは、タブレット上『ロボットコンフィギュレーターアプリ』でロボットの配置や稼働イメージを設定・確認することができます。このアプリケーションも Unity で開発されています。このアプリケーションによりロボットに関するノウハウのない方とも円滑にコミュニケーションを行え、ロボット導入の障壁を大きく減らす効果が期待できます。
これらの一連の流れを体験できるようになっていました。
CONNECTIA® – 大林組
大林組による建設現場デジタルツインアプリ『CONNECTIA®』は、設計データや点群データ、地形データなどで建設現場を仮想空間上に再現し、建設現場の状況把握や機材・設備の配置、運用のシミュレーションなどを実現できるアプリケーションです。Unity を採用することにより、アプリケーション上で快適な 3D レンダリングを実現しています。
ブースでは、エスコンフィールドの点群データや設計データなどを用いたでモンストレーションを用意し、スムーズな 3D レンダリングはもちろん、施工状況の確認や施工計画のシミュレーションを体験できました。
OPERA シミュレータ – 国立研究開発法人 土木研究所
OPERA は国立研究開発法人 土木研究所が提供する、建設機械の高度な遠隔操縦支援技術を開発するために必要な実験フィールド、無線通信システム、シミュレータおよびミドルウェアをまとめたオープンソースの研究開発用プラットフォームであり、OPERA シミュレータは OPERA で開発したものを Unity 上で再現できるシミュレーションツールです。
ブースでは油圧ショベルと不整地運搬車による連携作業のシミュレーションをデモンストレーションしていました。
Unity Cloud Asset Manager デモ – ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン
また、ブースでは弊社が開発した Unity Cloud Asset Manager デモも展示しました。こちらのデモはウェブ上でも公開・無料ダウンロードが可能になっておりますので、そちらをぜひご活用ください。
弊社ブースにご来場いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。Unity の産業分野にご興味がございましたら、以下よりお問い合わせもしくはニュースレターの登録をよろしくお願いします。