fun(山本 煌さん)インタビュー
──ゴールドアワード受賞おめでとうございます。まずは受賞して率直な感想を聞かせてください。
山本:とても驚いています。まさかゴールドアワードまで行けるとは思っていませんでした。
──今回のUnityインターハイに応募したきっかけを教えてください。
山本:以前、Unityを始める際に何か目標が欲しいと思い、ゲームを出せる、学生向けの大会を探したところUnityインターハイを見つけて応募したのですが、予選敗退してしまって。それで今回、再挑戦ということで応募しました。
──ゲーム開発をやってみようと思ったきっかけを教えてください。
山本:もともとゲームが好きでよくやっていたのですが、ある時ゲームを学生でも作れることを知って、自分も誰かを楽しませられるようなゲームを作りたいと思って、ゲーム開発を始めました。
──今回のプロジェクトで特にこだわった部分を聞かせてください。
山本:時間のループするところです。ループについて思いついたときはすごいいいアイデアだと思ったのですが、やってみるとなかなか難しくて。なかなか納得する動きを作れなかったのですが、試行錯誤の上、完成させることができました。
──作品制作にあたり影響を受けた作品はありますか?
山本:「TIME LOCKER – Shooter」です。このゲームは時間を使ったシューティングゲームなのですが、時間を使ったゲームを作ろうと思ったとき時間を使うという具体的なイメージがわかなくて、今までに時間を使うゲームはどんなものがあったのだろうと思いプレイしました。
──今回のプロジェクトで一番大変だったことは?
山本:時間のループシステムをどのようにゲームに活かすか考えることです。時間のループシステムを作ったとこまではいいんですが、この次はこのループをどのように面白さに繋げるかで詰まってしまって。ここが一番大変だったかなと思います。
──ゲームを開発する上で楽しいと感じるのはどんな時ですか?
山本:思った通りに動いてくれたときです。キャラが横に動いたり、仕掛けが動いてくれたり、小さなことでも自分のアイデアが形になったのを見るととてもうれしく、また楽しく感じます。あとはバグを消せた時です。最初はバグが嫌いだったんですが、バグを消せるようになるたび成長を感じるとともに楽しさも感じます。
──「あなたらしさ」というのは作品のどこに表れましたか?
山本:世界観に表れていると思います。なぜか分からないのですが僕は不思議な感じが好きで、この作品が不思議でちょっと怖いような世界観なのはそのせいなのかなと思います。あと、時間を使っているというのも自分らしさが少しは出ているのかなと思います。小学生の頃に読んだ本にも時間がテーマとなっている本も多かったので。
──本大会を通じて他の参加者との交流は生まれましたか?
山本:コロナ禍のせいもあってか、今はあまり無いです。ですが、今大会で、同年代で同じようにゲームを作っている人達を知ることができたので、機会があればSNSを通じて、連絡を取りたいと思います。
──今後どんな作品を作っていきたいですか?
山本:作りたいアイデアとしてはたくさんあるのですが、目標としては自分の作品を遊んでくれた方がとても楽しんでくれることはもちろん、心も動かされるようなゲームを作りたいと思っています。
──ありがとうございました!
『Time Rifts』タイトル概要
様々な障害を乗り越えながらゴールを目指すアクションゲーム。通常のアクションゲームと違うのは、主人公がタイムトラベル中の少年であり、一定時間を超えると時間が巻き戻ってしまう特殊な世界であることだ。この仕掛けを活用し、ギミックを乗り越えろ!
チーム:fun(山本 煌)
2020年度 Unityインターハイ ゴールドアワード作品