Kats(松田 活さん)インタビュー
──優勝おめでとうございます!まずは、感想をお聞かせください。
松田:驚きしかないです!優勝する要素がないと思っていました(笑)。去年よりはいいものが作れたかな、とは思っていたんですが…。アニメーションや画面の切り替えなどの演出にこだわったので、そこを評価していただいたのかなと。
──いや、すごくハイレベルでしたよ(笑)。キュートなキャラクターが印象的でしたが、最初から「三角形」という形に決めていたのでしょうか?
松田:はい、そうです。最初は、パズルのブロックも三角形だったんですが、そうすると実装が難しいので四角にしました。
──バリエーション多いステージで遊べるゲームですが、まだまだ出していない仕掛けもあるのでしょうか?
松田:ボツにしたものはないんですが、実装していないアイデアがあるので今後作っていきたいと思います。
──Unity歴はどれくらいですか?
松田:うーん、物心ついたときにはもう知っていたという感じです。中学1年生ぐらいの時ですね。実際に使い始めたのは中学3年生からで、科学雑誌に載っていたゲーム制作の特集でUnityが紹介されているのを見たのがきっかけでした。使えるようになってきたので、「せっかくだから大会に出してみよう」と思ったんです。
──『Overturn』着想のきっかけは?
松田:毎日、呼吸するようにプログラミングをしているので、その流れで出来たものです。ブロックと三角形が逆に動くので、回転する性質をいい感じにするのが目標でした。苦労したのは、主人公の動きとブロックの回転のデバッグのところですね。
──制作期間はどれくらいですか?
松田:今年の2月に作りはじめて、ちょこちょこ開発していたので、合計すると2ヶ月半くらいでしょうか。実は今年、もう1本違うゲームを作っていたんです。
──2ヶ月で優勝とはすごいですね!それでは将来の夢や目標がありましたら教えてください。
松田:将来的には、ネイティブアプリを作るような分野に行きたいですね。その傍らで、趣味として『Overturn』のようなゲーム作りができればと考えています。
──ありがとうございました!
『Overturn』タイトル概要
正三角形のキュートなキャラクターを操作してゴールまで動かす、シンプルなルールのパズルゲーム。キャラが時計回り/反時計回りに回転して壁を沿うように進むという少し変わった動きが特徴。動くブロックや滑る床などのギミックもあり、様々な種類のマップで遊ぶことができる。
チーム:Kats(松田 活)
2019年度 Unityインターハイ 優勝作品