『MILVUS Code115』:チーム名[Annulus Games] – Unityユースクリエイターカップ2021 受賞作品

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Annulus Games(中田 悠介さん)インタビュー

──まずはゴールドアワードの受賞おめでとうございます!受賞した感想は?

中田:非常にハイレベルな戦いでしたが、その中でゴールドアワードまで残れて嬉しく思います。

──今回のUnityユースクリエイターカップに応募したきっかけを教えてください。

中田:Twitterでこの大会の存在を知ったのがきっかけです。このような大会には参加したことがなかったので、いい機会になるかと思い応募しました。

──ゲーム開発をやってみようと思ったきっかけを教えてください。

中田:小学校のクラブ活動がきっかけでゲーム開発を始めました。最初はScratchを使って作っていましたが、やがてもっと高機能なツールを使いたいと思い、Java、Swiftなどの言語を学んでいくうちにUnityに辿り着きました。

──今回のプロジェクトで、特にこだわった部分を聞かせてください。

中田:弾幕シューティング(STG)を遊ばない人にも手に取ってもらえるような作品にすることにはこだわりました。現在、弾幕STGというジャンルは高難易度でマニア向けという認識が定着しています。そこで、弾幕STGの文法を踏まえつつも、HPや近接攻撃、ストーリーなどの要素を加え、弾幕が苦手な層にも楽しんでもらえるようなゲームに仕上げました。

──作品制作にあたり、影響を受けたゲームなどはありますか?

中田:色々ありますが、最も影響を受けたのは「弾幕月曜日」シリーズ(スマートフォン用シューティングゲーム)です。元々STGはそこまで好きではなかったのですが、このゲームを通して「弾幕STG」というジャンルが秘めるポテンシャルに気付かされました。

──今回のプロジェクトで、一番大変だったことは?

中田:近接攻撃や会話などのシステムをどのような形でゲームに組み込むか、という点です。特に、弾幕ゲーには必須である「避け」という要素を完全に排除した上でバランスを整えるという点には苦労しました。

──ゲームを開発する上で、楽しいと感じるのはどんな時ですか?

中田:どんなゲームにするか、を考えている時が一番楽しいです。実際に作り始めるとタスクが増えてきて大変ですが、それを乗り越えて出来上がったゲームが面白かったときの達成感は格別です。

──「中田さんらしさ」というのは作品のどこに表れましたか?

中田:弾幕STGをベースに、ランダムな強化や近接攻撃などの独自要素を加えた点です。現在も弾幕STGはインディーを中心に作り続けられているジャンルですが、その多くはアーケード的な、既存の枠組みに沿った内容になっています。ジャンルから少し外れたシステムを積極的に導入している今作は特に、弾幕STGに対する自分らしい考え方が表れていると思います。

──本大会を通じて他の参加者との交流は生まれましたか?

中田:オンラインでの開催であったために制限を感じる部分もありましたが、本選やアフターパーティーなどを通して同年代の制作者の方たちと交流することができ、非常に貴重な体験になったと思います。

──今後の進路や将来に向けた予定や展望、夢はありますか?

中田:これからも引き続き、ゲームのリリースを重ねながら自分の腕を磨いていきたいです。また、これからは他のイベントや大会などにも積極的に参加していこうと思っています。

──今後どんな作品を作っていきたいですか?

中田:今後はSTGだけでなく、新たなジャンルにも挑戦していきたいです。具体的には、インディーゲームでも名作の多いローグライトやメトロイドヴァニアなどのジャンルを作ってみたいです。

──最後に大会を通じて他に感じたことなどありましたか?

中田:初めての大会参加で慣れない部分もありましたが、沢山のフィードバックもいただき、他の参加者の方との交流も深められ、非常に有意義な時間となりました。本当にありがとうございました。

──ありがとうございました!

『MILVUS Code115』タイトル概要

シューティングの面白さとは何か?を追求した本作品。コンセプトは「弾幕なんて避けなくて良いっしょ!」。HP制にすることで自由に弾幕を楽しめるシステムにし、ランダム生成のステージで新鮮なゲーム体験を目指した。仲間の115号と共にクリアを目指せ!

『MILVUS Code115』

チーム:Annulus Games(中田 悠介)

2021年度 Unity ユースクリエイターカップ ゴールドアワード作品

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