『回一首』:チーム名[ピカ] – Unityインターハイ2017 受賞作品

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ピカ(菅野 晄さん)インタビュー

──小学生特別賞を受賞されました、今の素直な感想をお聞かせください。

菅野:『回一首』は、Unityを初めて触ってから、1年かけて作ったものです。プログラミング以外にも、文字の立体データを作ったり、アイコンの絵を描いたり、歌を詠んだりして、やっと先生や友達に遊んでもらえるようになりました。Unityインターハイでは、ゲームとしての面白さが認められて、とてもうれしかったです。次回は、もっと面白くするにはどうしたらよいのかを考えて、チャレンジしたいと思います。

──長期間かけての初作品だったんですね。ゲーム開発をやってみようと思ったきっかけは何ですか?

菅野:お姉ちゃんがプログラミングをやっていて、かっこよかったからです。

──ゲームを作っていて、楽しいと感じるのはどんな時ですか?

菅野:ゲームが動くようになって、人に遊んでもらって、褒めてもらえるときです。『回一首』の最初のバージョンが出来たときに、担任の先生がスマホに入れて、クラスみんなで遊ばせてくれました。それで改良点など見つけられたので、元四年二組のみんなに感謝しています。

──今回一番大変だったことは何ですか?

菅野:百人一首というカードゲームを、どうしたら3Dゲームにできるのかを考えたことです。百人一首は、次の言葉が何かを予想して、素早く手を動かすゲームです。その特徴をもったゲームを思いつくまでが大変でした。100首のデータを打ち込んで、音声を録音するのにも時間がかかりました。

──英語モードもあるので実質200首分ですから、大変でしたよね。特にこだわった部分はありますか?

菅野:和風なデザインで、見やすい色使いにしたところです。文字やアイコンで自分で墨で書いて、画像は水彩で塗りました。また、ボールを指で弾くだけでなく、画面を傾けても動くように、インターフェースを工夫しました。

──どういったところに「自分らしさ」が表れたと思いますか?

菅野:誰でも遊べるわかりやすさと、ゲームをすることが百人一首に興味を持つことになっているところです。自分で描いた絵や、自分の声をゲームの部品に使ったところも自分らしいと思います。

──今後どんな作品を作っていきたいですか?

菅野:たくさんの人が、役に立つなと思ってくれるアプリを作りたいです。そのアプリを使えば、いままで気が付かなかった新しい発見ができるようなものがいいです。

──ありがとうございました!

『回一首』タイトル概要

百人一首で読み上げられる立体文字をかわしていくカジュアルゲーム。かわしきれない時は「爆発」ボタンで緊急回避しよう。英語版も用意されている。

『回一首』

チーム:ピカ(菅野 晄)

2017年度 Unityインターハイ 小学生特別賞作品

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