Project .MS(菊地 勇輔さん、香取 稜さん)インタビュー
──技能賞おめでとうございました!まずは受賞した感想をお聞かせください。
菊地:技能賞を狙っていました、結構。狙っていたんですけど、(他の作品の)レベルが高くて、他の人が取っちゃうのかなあと思っていて。呼ばれたときは正直びっくりしました。
香取:……思い付かない……。
──き、緊張しないでいいですよ!(笑)
香取:……デザインはあまり力を入れていない部分があったので、技術一本で行こうかなという感じで頑張りました。
──ゲームを開発していて大変だったことは何でしょうか?
香取:譜面を作るのがかなり大変でした。(落ちてくるバーを)真ん中だけ作り過ぎたりとか、バグで端のほうに寄ってしまったりだとか。難易度の調整も失敗してしまったりだとか、そういった調整が難しかったです。
菊地:プログラムにとにかくバグがいっぱい出てしまって、当日も直していて、そのデバッグ作業が取りあえず大変でした。
──2人で作っていて意見がぶつかったり喧嘩したりはありましたか?
菊地:(香取君が)あんまりプログラムを作っていなくて、作れよって言ったりとか……。でもこっちもGitHubを使ってチームでの開発環境を構築していたんですけど、そのときに関連付けが外れちゃって(作業が)できなくなったり、苦労しちゃったところがあります。
──開発をしていて楽しかったことは何でしょうか?
香取:2人であーだこーだ言って、ぶつかりながらも作り始めて、賞が取れて本当にうれしいです。すごく達成感がありました。
菊地:正直言って、ちゃんと完成したゲームを作ったのは今回が初めてかもしれなくて、今までは試作品みたいな感じでぱらぱら作っていることが多かったんですけど。ちゃんとゲームオーバー画面とかも実装して完成させることができて。それで賞を取れたのでうれしいです。
──今回テーマが学校っていう感じでしたけども、どうでしたか。
菊地:最初に考えたのは、学校だったら文化祭、文化祭でバンド、バンドでギターのイメージみたいな感じでした。(ギターはなくなったけど)学園祭というのが(世界観として)残って。
香取:最初は少し作りにくいなあと思っていたんですけど、菊地の意見を聞いて、じゃあそれに乗ってみるかという感じで作り始めました。
──次に作ってみたい、チャレンジしてみたいゲームのジャンルなどはあるでしょうか?
菊地:VR系のゲームにすごく興味があります。ちょっとお金がなくて作れなかったというところがあって。
香取:Unityというとやっぱり3Dのゲームが多かったりするんですけれども、今回の(他の作品の)プレゼンを見ていて、2Dのゲームを作るのもまた面白いかなあと少し思っています。他のプレゼンを聞きながらアイデアを盗んでいる最中です(笑)。
──では最後に『Unite in the School Festival』をプレイしてくれた人、これからプレイする人に、一言メッセージをお願いします。
香取:楽譜の調整が少し失敗した部分があるので、もっと難しいのが欲しければもっと作りますので(笑)。
菊地:マイクを使って遊ぶときは手をたたくという動作が正しい遊び方なんですけど、みんなで「パンパンパン!」みたいな感じで声を出して、笑いながらやっていたんですけど、そういう遊び方も楽しいなあ、ありだなあと思います。
──ありがとうございました。これからも頑張ってください!
『Unite in the School Festival』タイトル概要
ユニティちゃんが歌う「Unite in the sky」を使った音楽リズムゲーム。タイミングに合わせてクリックするほか、マイク(拍手)による入力やジェスチャーデバイスLeap Motionを使っての入力にも対応している。
チーム:Project .MS(菊地 勇輔さん、香取 稜さん)
2015年度 Unityインターハイ 技能賞作品