GAMER CLUB(中盛 楓也さん、望月 草馬さん、小林 望さん)インタビュー
──中学生特別賞、おめでとうございます。
一同:ありがとうございます。
──まずは、受賞の感想をお願いします。
中盛:感想……いやー。うーん。
望月:思っていることを言えば?
中盛:夏休みに結構時間かけて作ってきて、本当に選ばれてよかったなって。もうその気持ちだけです。
望月:今までUnityっていうソフト、もともと知らなくて。(中盛さんに)誘われてやって、ものすごくゲームを作る楽しさが分かって、もうこれからもゲーム作っていきたいなと思ったし。Unity以外のソフトを使ったモデリング作成も楽しかったです。
──小林さんはいかがですか。
小林:なんか言うことを全部取られたような気がするんですけど……。今回僕は、プログラミングとかあんまりしてないので、次やるときはちょっとプログラミングもやってみたいなと思いました。
──今回の開発作業での3人の役割分担について教えてください。
中盛:僕はゲームをどんなものにするか決めたりとか、スクリプトを書いたりとかです。
望月:オブジェクトの作成と、アニメーションをつける作業をしました。
小林:僕もオブジェクトの作成で、アニメーションは望月くん。僕が作ったのは動かないオブジェクトファイルで、望月くんは基本的に人間と、その……。
望月:キャラクターとその周辺のアニメーション。
──プレゼンでも発表してくれましたが、このゲームを作ろうと思ったきっかけは、どんなところがありますか。
中盛:定期テストで勉強する憂鬱さをとりあえず吹っ飛ばしたいっていう思いがあって。それでこれを作ろうと思いました。テーマを結構考えてたので。そのときにちょうどいいなーと思って。
──なるほど。Unityインターハイに出たいなという思いはあったんですね。中盛さんが望月さん、小林さん2人に声を掛けたのでしょうか。
中盛:はい。
望月:そのときに初めて声をかけられました。
小林:そう、そう。Unityインターハイ出たいとか言って。
中盛:去年は気付いたときにはもう応募終わってて、来年は出てやる、みたいに思ってたので。
──ゲームを開発していて色々な壁があったと思いますが、難しかったところを教えてください。
中盛:最後まで結局直らなかったけど……できるだけ初心者の人でもできるようにするのが結構苦労しました。初めての人にやってもらってもルールが理解できなかったりして、チュートリアルを作ったりして努力してみました。
望月:Unityも(初めて)やり始めてBlenderも(初めて)やり始めたので……。アニメーションの作り方とかも全部一からやったので、その習得が大変でした。
小林:僕もモデリングを始めたのは今回がきっかけなので。まだ全然未熟なので、結構難しいところがあって、なかなかうまく作れなかったんですけど。次やるときは、もっとうまくなってやりたいなと思います。
──役割分担は誰が決めたのでしょうか。
中盛:自然と自分ができることをやるみたいな……。
望月:自分。そう、そうですね。
──ゲームを開発していて楽しかったことは何かありますか。
小林:できたゲームを。
中盛:やってもらうっていうのが一番。
望月:やってもらって、その。
中盛:声聞いて、おーとか、反応してもらうのが楽しかったです。
──いちばん最初、誰にプレイしてもらいましたか。
中盛:先輩かな?
望月:先輩やな。
中盛:クラブの先輩とかにやってもらいました。
──どんな反応でしたか。
中盛:なかなか難しいですって。
望月:最初、めっちゃむずかったもんな。あれクリア不可能やったもん。製作者自身でも。
中盛:さすがに直さないとなーって。
望月:そうですね。ちょっとあれは。
小林:作っている側からすると、ちょっと難易度を緩くしたら簡単になったんじゃないかと思って。実際(先輩に)プレイしてもらったら、めっちゃ難しかったって感じだったんで……。
──まだまだUnityインターハイのチャンスもありますが、今後何か作りたいものはありますか。
中盛:他の作品を見てたらオンライン要素が結構あって。オンライン要素をちょっと付けていきたいなと思いました。
望月:それとVRも今回、カンニングで付けてたらいいんじゃないかとか言われたので。
中盛:ちょっとVRの要素を(考えてます)。
──今後、「All Answers Are Mine」をプレイしてくれる人たちにメッセージをお願いします。
望月:やっぱりゲームがめっちゃ好きで、ゲームばっかりやっているだけじゃなくて、一回Unityとかそういうのを、なんか取っ掛かりを付けてやってみることで、ゲームをプレイするほうじゃなくて作るほうになれるから……。
中盛:してもらう人に一言。
望月:え、だから。ほんで実際に作ってみても面白いよって。
中盛:あー、そういうこと。ごめん、ごめん。
──中盛さんはどうですか。
中盛:テスト間際にちょっと気軽な思いでやって、ストレス発散に遊んでもらえたらなと思います。
小林:やっぱり、やって面白いって思ってもらえたら一番だと思います。そこ。
──いろいろな人にプレイしてもらって、気付いたこととか発見はありましたか。
望月:あー。
小林:あー。
望月:やっぱり(他の作品を)見てて、自分たちのゲームは、何て言うんだろう……作り込みが甘いというか。
中盛:まだまだ未熟だなーと。もっと改善していかなきゃなーと思いました。
望月:そうですね。はい。
──来年の参加は考えていますか。
中盛:元気があったら出たいな。
望月:元気があったら。
中盛:相当疲れたんで。
望月:テストとかぶってんのは、よくないな。
──今後の目標はありますか。
中盛:今後の目標……。
小林:来年、まあ多分、絶対無理なんですけど。
望月:絶対無理とか言うなよ(笑)
小林:中学生で出て、中学生特別賞取りつつ優勝するみたいな。もうダブルで狙う!
──野心家ですね
小林:いや、言ってみただけなんで(笑)
──ぜひ頑張ってほしいです。ありがとうございました!
『All Answers Are Mine』タイトル概要
高校生にとって夏といえば定期テスト。「先生」の視界に入らないように気を配りつつ、まわりの生徒の問題用紙をカンニングし、正しい答えを記入するカンニングゲーム。消しゴムを落とすことで先生の気をそらすことができる。
チーム:GAMER CLUB(中盛 楓也さん、望月 草馬さん、小林 望さん)
2016年度 Unityインターハイ 中学生特別賞作品